皆さんは自分の「強み」を知っていますか?
たぶんこれだろう、というものはあると思います。
私も自分の「強み」はこれかな、と思うものはあります。
仕事でも遊びでも自分の強みを活かせると、より良い結果が得られると思います。
自分の強みについて、自分の思い込みではなく、できるだけ客観的に測定したいと思いませんか?
あるんです!
ペンシルベニア大学のポジティブ心理学のウェブページで自分の「強み」を測定できます。
ペンシルベニア大学のポジティブ心理学のページ「Authentic Happiness」のページのリンクはこちらです。
https://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/ja/home
概要
アカウントを作成することで、心理学的な様々な評価をしてもらえます。
「強みに関する調査票(VIA)」は240の質問があります。
240の質問の全てに答えることで、自分の強みを判定した結果が得られます。
「Select Language」で日本語を選んでおけば、質問は日本語で表示されます。
アカウント作成にはメールアドレスが必要。
無料です。
やり方
アカウントの作成
上記のペンシルベニア大学のポジティブ心理学のページにアクセスすると、このようなページが表示されます。
リンクはこちらです。
https://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/ja/home
日本語表示にしたい場合は「Select Language」で「日本語」を選択します。
「ログイン」のタブを開くと以下のような画面になるので「Register」をクリックします。
以下のような登録ページに登録情報を入力し「アカウントの作成」ボタンを押せばアカウントが作成されます。
「アカウントの作成」のボタンを押すと、Authentic Happinessのページからアカウントが作成されたことを通知するメールが来ます。
こんな感じです。
メールは英語ですが、要はアカウントが作成されました、という通知です。
返信する必要はありません。
これで、自分の「強み」を評価してもらう準備ができました。
「強み」を測定する
先ほどの「ログイン」のタブで作成したアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」を入力すると、ログインできます。
ログインしたページに「強みに関する調査票(VIA)」があり、右の方に「Take Test」とありますので、「Take Test」をクリックすると、テストが開始されます。
テストは様々な質問に対して、
〇とてもよくあてはまる
〇あてはまる
〇どちらでもない
〇あてはまらない
〇全くあてはまらない
から選択します。
質問は全部で240あります。
多いですが10分くらいあれば全てに答えられると思います。
他にも様々な測定ができますので、楽しんでみてください。
測定結果
240の質問への回答が終わると、あなたの「強み」が測定されます。
以下のような感じで測定結果が表示されます。
あなたの「強み」のトップ5が簡単な解説とともに表示されます。
ブラウザでGoogle翻訳により翻訳した結果を載せています。
以上のような感じで自分の「強み」が測定されました。
私の場合は、概略すると
1.判断力
2.感謝の心
3.賢さ
4.慈悲
5.楽観主義
と判定されました。
Authentic Happinessのページでは「強み」以外にも色々と測定できるので、試してみると面白いです。
「強み」を活かす
さて、自分の強みが測定できたら、それを活かすべきですよね。
「強み」を測定して、「ふ~ん、そうなんだ」で終わりにしたら意味ないです。
雑誌に載っている心理テストや占いではなく、大学が研究して公表している「強み」の測定なので、信頼性はあるでしょう。
自分の「強み」を仕事に生かせれば仕事で成功し、収入も上がるでしょう。
私は出世して年収も上がりました。
仕事でなく趣味などであっても自分の強みを活かしてよりよい結果を求めていきたいですね。
私の「強み」の活かし方
自分の「強み」をより活かせる職業があれば、転職するのも一策だと思います。
ただ、私は「強み」に合った仕事(職業)があるというよりは、どんな仕事(職業)であっても、その「強み」を活かした「やり方」あるのだと思っています。
参考までに、私の「強み」の活かし方を紹介します。
私の仕事はコンサル系でして、クライアント企業からの依頼で特定分野の法律サービスを提供しています。
プレーヤーとして
クライアント企業から相談を受けると、法的な側面やビジネス的な側面から様々なアプローチのメリット・デメリットを検討します。
私の一番の「強み」と判定されているのは、「判断、批判的思考、オープンマインド」です。物事を多角的に検討し、証拠に基づいて判断することができ、自分が間違っていたと考えれば、それまでの自分の考えを改めることができる、という「強み」です。
そのため、クライアントからの相談事項を、専門家として単に法的な側面からのみアドバイスをするのではなく、クライアントのビジネスとしての有効性やデメリットなども含めて検討することができます。クライアントとの議論の中で、私の考えが間違っていると思えば、考え直してさらなる検討を加え、クライアントとともにより良い方針を模索していくことができます。
クライアント企業およびその担当者との信頼関係の構築に「強み」が活かされています
これは、コンサル系の仕事としてかなり重要な素養ですので、職業選択としても「強み」を活かせていますし、仕事のやり方としても「強み」を活かすことができています。
私の第3の「強み」として、「見識」が判定されました。私は、自分で思っているよりも他者から賢いと思われている可能性があるようです。
そういえば、同僚から仕事のやり方をよく相談されますし、色々なプロジェクトへの参加要請もありあす。なので、自分では「言うまでもない当たり前のこと」と思っても、意見を言うようにしています。自分で思うほど当たり前ではなく、他者が気付いていなかった、ということもあるようです。
私の第5の「強み」として、「楽観主義」が判定されました。より良き未来を想像して、そのために働く、未来は自分で変えられると信じている、という素養です。
明るい未来のために働くのはモチベーションも上がりますし、プレーヤーとしての成長にも積極的になれます。明るい未来を語りながら仕事をするので、同僚とも上手くいきます。
管理職として
私の第2の「強み」として、「感謝の心」が判定されました。自分に生じる良いことを当然と思わずに、他者に感謝の気持ちを示すことができる、という強みです。
組織(会社)で仕事をしていると、クライアントからの報酬(売り上げ)に直結しない、バックオフィス的な仕事もたくさんあります。
社内では売り上げに直結する仕事をする人が目立ちます。そういう人の意見は通りやすいし、また、年収も高くなります。しかし、私は裏方の仕事をしてくれる同僚に常に感謝の気持ちを示しています。言葉でもお礼を言いますし、ときにはお菓子の差し入れなどもしています。
本当に心から感謝しています。支えてくれる人がいなければ、私はほとんど無能です。
そのためか、私が仕事で新しいことを始めるときや、困ったことがあると、協力してくれる人が多いです。同じポジションの同僚だけでなく、秘書さんや事務員なども非常に強力的です。そのため、管理職として仕事がやりやすくなっています。
私の第4の「強み」として、「許しと慈悲」が判定されました。
人は誰でも失敗します。失敗した数だけチャレンジがあったわけですし、それだけ成長できるのです。私は、挑戦した失敗を低く評価することはありません。
私は管理職として、やる気がある人には何度でもチャンスを与えます。
また、組織(会社)で働いていると、私のことを嫌いな人もいますし、悪意をもって接してくる同僚もなかにはいます。嫉妬されることも多々あります。
ですが、私は悪さをされても、やり返しません。ただ、これは許しと慈悲の心があるからというよりは、時間の無駄だと判断しているからなのですが。。。
第5の「強み」の楽観主義は、管理職としても活かせます。明るい未来のために、チームを率いて仕事をしていくことができるのです。楽しいですよ。
以上が私の「強み」の活かし方です。
なお、コンサル系の仕事で成果を上げる方法は、上記した私のようなやり方だけではなく、他にも様々なやり方があるのです。
強みに応じてやり方は沢山あります。
たとえば、新規クライアントを獲得すれば売り上げも利益も高くなります。セミナーを開催したり、国内・海外を飛び回って新規クライアントを獲得して成果を出している同僚もいます。私は、そのような営業活動は苦手です。
新規クライアントを獲得するための営業活動をやってみたら精神的に辛かったですし、成果も出せませんでした。なので、そういう仕事は得意な同僚にお任せしています。
組織(会社)として、自分の「強み」を活かし、他者の「強み」を活かすためです。
私の場合は、リピータ客がほとんどです。クライアント企業の担当者が他社に転職した場合や、口コミなどで新規取引の依頼があったりします。もちろん、私に直接ではなく会社に新規取引の依頼が来る場合も多いので、私が担当することもあります。それで、リピータになってもらうのです。
また、管理職としても、私のように感謝と慈悲の心でチームを率いるのではなく、「自分が皆を引っ張っていく」というような、強いリーダーシップを発揮して成果を出している管理職もいます。私には、そういやり方はマネできませんし、その能力もありません。おそらく、私が強いリーダーシップを発揮するようなやり方をすれば、上手くいかないでしょう。
なので、私は自分の「強み」を意識してチームを率いることにしています。
自分の「強み」を理解して活かすことで、他者の「強み」も理解できるようになります。私は自分の「強み」を活かして成果を出していますが、他者には他者の「強み」があります。なので、他者に私と同じやり方を押し付けたり、私のやり方が万人に正しいやり方だ、と思うことはありません。
自分の「強み」を理解することで、他者の「強み」も理解して、互いに「強み」を活かしあうことで、組織(会社)として高い成果を出すことができるのです。
ちなみに、私は自分の「強み」を意識して仕事をしてきたおかげで、当社における最年少の30代で役員(パートナー)に昇進しました。
自分の「強み」を信頼できるツールで測定して活かしてみませんか。
ご拝読ありがとうございます。
Orange
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