「ありがとう」と言った数と言われた数をカウントしてみた件(ギブ&テイク)

お金の話

概要

近頃、「人間関係の豊かさが幸福度を決める」、とか、「与える人ほど成功する」、などと言われています。

経済学、社会学、心理学、脳神経科学など様々な点から調査されてこれらのことが分かってきています。

「ありがとう」と
言われた数 = ギブの数(与えた数)
言った数  = テイクの数(受け取った数)
総数    = 人間関係の豊かさ

になると仮定して、1週間ほどカウントしてみました。
「サンクスサーベイ(Thanks Survey)」と名付けました。

結果は、
言われた数 = 44(ギブの数)
言った数  = 54(テイクの数)
総数    = 98(人間関係の豊かさ)
となりました。

はじめに

近頃、「人間関係の豊かさが幸福度を決める」、とか、「与える人ほど成功する」、などと言われています。

経済学、社会学、心理学、脳神経科学など様々な点から調査されてこれらのことが分かってきています。

自分の人間関係の豊かさがどの程度なのか、
自分が「与える人(ギバー)」「受け取る人(テイカー)」「バランスをとる人(マッチャ―)」のどれか、
などが気になりました。

自分で自分を評価するのはとても難しいことです。

どうしても自己評価が高くなりがちです。

「現実の自分」ではなく、「目指している自分」や「理想の自分」を無意識のうちに評価してしまいそうです。

ちなみに、チームへの貢献度を各メンバーが自己評価すると、貢献度の合計が100%をはるかに超えることが様々な研究から分かっています。

つまり、誰でも自己評価は高くなるのです。

自分を客観的に評価したければ、他人に評価してもらうのが一番です。

間違いありません。

というか、評価とはそもそも他人がするものです。

とはいえ、なんらかの指標が欲しいものです。

「ありがとう」と
言われた数 = ギブの数(与えた数)
言った数  = テイクの数(受け取った数)
総数    = 人間関係の豊かさ

になると仮定できるのではないか、と思いました。

これなら、自分でもほぼ客観的に評価できるし、定量的な指標にもなります。

「ありがとう」と言われたときは、自分が誰かに何かを与えたときのはずです。

「ありがとう」と言うときは、誰かに何かを与えてもらったときのはずです。

そして、これらの総数は人間関係の豊かさになるかと思えます。

それで、「ありがとう」の数をカウントする調査を思いつきました。

サンクスサーベイ(Thanks Survey)と名付けました。

調査方法

スマホアプリの「複数カウンター」を使って

・「ありがとう」と言われるたび

・「ありがとう」と言うたび

にカウントアップして、1日ごとに集計しました。

要するに手動です。バードウォッチング式とでもいいましょうか。

以下はカウントのルールです。

・口頭でのお礼だけでなく、メールなどのテキストもカウントする。

・メールのccで受け取ったお礼のメールはカウントしない。

・ダイレクトメールや広告、スパムメールなどの、何に対するお礼なのか意味不明なものはカウントしない。

・組織全体に宛てた挨拶状やお礼状などはカウントしない。

・メール送信に対する、自動返信の「received with thanks」等の受領確認メールはカウントしない。

・「ありがとう」と同様の意味での「Thank you」や、「どうも(ありがとう)」もカウントする。

・複数を対象にするお礼を言われたときも、自分が対象になることが明らかな場合はカウントする。例:「皆さま、本日はイベントにお越しいただきありがとうございます。」等はカウントする。

・複数人を対象に一度でお礼を言う場合は、カウント1とする。

・同一の行為を対象に複数回お礼を言われる場合は、カウント1とする。例えば、入店時と退店時にそれぞれお礼を言われたとしてもカウントは1とする。

結果

調査期間:2020年5月9日(日)~2020年5月15日(金)

 5/95/105/115/125/135/145/15
言われた数8711547244
言った数106451061354

「ありがとう」と
言われた数 = 44(ギブの数)
言った数  = 54(テイクの数)
総数    = 98(人間関係の豊かさ)

考察

私の場合、お礼を言う回数の方がお礼を言われる回数よりもやや多いようです。

他人のお世話をするよりも、お世話される方がやや多い、ということのようです。

そうすると、私はテイカー(受け取る人)よりのマッチャ―(バランスを取る人)ということになりそうです。

テイカーは一般的には問題児なので、ちょっと残念な結果なのかも。。。

ギバーが良かった。。。

でも、客観的にカウントしたので、結果は受け入れます。

お礼を言った数、言われた数がゼロの日は一日もないのだから、毎日、他人と相互依存しながら生きていることは間違いないですね。

お礼を言った数、言われた数の総数が98というのは、人間関係が豊かなのかどうかは分かりません。

他の人と比較しないとなんとも言えませんが、私の主観では、人間関係には満足しています。

素敵な人たちに囲まれて生きていると感じています。

また、「ありがとう」と言う場合、言われる場合、たいていは「こちらこそ、ありがとう」となることが多いので、「ありがとう」と言う数と、言われる数は近くなりやすいです。

なので、
「ありがとう」と
言われた数 = ギブの数(与えた数)
言った数  = テイクの数(受け取った数)

という仮定がそもそも妥当なのか、という疑問も生じてしまいます。

ギバー(与える人)、テイカー(受け取る人)、マッチャー(バランスを取る人)を識別する、もう少し良い方法はないのでしょうか。

周りの人に聞いてみると良いと思うのですが、私が自分で聞いて正直に答えてくれるのかどうか、気になるところです。

今度、聞いてみようと思います。

終わりに

サンクスサーベイをやっていて気になった点として、カウントするのは思っていたよりも難しいということですね。

慣れないとカウントを忘れがちです。

自分がお礼を言う場合はカウントしやすいのですが、お礼を言われたときにカウントを忘れやすいです。

自分だったらお礼を言うであろう状況で相手からお礼を言われないと、少し傷つきます。。。

夏休みの自由研究のような感覚で調査してみました。

サンクスサーベイ(Thanks Survey)どうですか?

あなたもやってみませんか。

新たな自分の一面を発見できるかもしれませんよ。

Orange

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