※組織(会社)に属して働く年収2,000万円超えの自称プロ会社員である筆者による年収アップ術です。
「継続は力なり」という言葉があります。
目標を達成させるために、「何をすべきか」は分かっています。
でも、継続させるのが難しいのですよね。
本当に難しい。
これまで何度挫折してきたことか。。。
私が心を骨折した回数は、おそらく自分の骨の数の約200個を超えていますよ。
以前、自己コントロール(自制心)を高めて誘惑に打ち勝つ方法について記事を書きましたが、今回は負けないための方法ではなく、「負けそうなときの負け方」についての記事です。
関連記事:成功したければ万能能力である自己コントロール能力(自制心)を高めよう
人は弱いのですから、自分に負けるときはあります。
でも、負け方次第で、その後も継続できるかどうかに違いが生まれます。
継続力を上げるために私が編み出した方法で「やらないよりマシ理論」というものがありますので、それをご紹介します。
やらないよりマシ理論とは
筋トレを例にとって説明します。
筋トレを継続しているとしましょう。
筋トレに限定していませんが、私も日常的にトレーニングして身体を鍛えています。
「今日は疲れているから筋トレしたくないな」、と思うことありませんか?
私はあります。
誰にでもあるはずです。
本当に筋トレできないほど疲れているなら、その日は休めば良いのです。
それほど疲れている日に筋トレしたら怪我するリスクもありますので、「休む」というのがベストな判断でしょう。
そんな場合には、何の罪悪感もなければ、自分に負けたとも思いませんよね。
でも、問題は、多少疲れているけど筋トレできないほどでもない、あるいは、身体はおそらく問題ないが精神的に疲れていて筋トレをしたくない、というような場合です。
こんな時に筋トレをサボると罪悪感が生まれます。
また、自分の弱さに嫌気がさします。
そんなときでも自分を律して予定通りに筋トレを実行できるのがベストでしょう。
でも、それができないときもあるのです。
人は弱いのです。
弱さは罪ではありません、そもそもの人間としての性質です。
弱さを受け入れましょう。
それなりの年数を生きてきたのであれば、誰にでもサボった経験はあるでしょうし、自分の弱さに心当たりがあるでしょう。
勝ったり負けたりを繰り返して人は強くなるのです。
くじけそうなときは、負けるのは仕方がない、と受け入れます。
そして、負けを受け入れた上で、
「1回だけでもよいから腕立て伏せ(プッシュアップ)」をする。
「1回だけでもよいからスクワット」をする。
として、1回だけでもやるのです。
1回だけならできますよね。
私はできます!
たとえ1回であっても、やらないよりはマシですよね。
これが、「やらないよりマシ理論」です。
・たった1回でもいいからやってみる。
やらないよりマシ理論の効果
翌日以降も継続しやするなる
たとえ1回の腕立てやスクワットでも、やった方がその後も継続できます。
完全にサボってしまうと、翌日からサボるハードルが下がって、サボる頻度があがってしまいます。
そういう経験はありませんか?
私は1回でも完全にサボってしまうと、心が折れてしまって、翌日からも継続できなくなってしまったことが何度もあります。
ダイエットしていて、1日でも完全にサボると、翌日以降も「もういいや!」ってなりません?
たった1回でも筋トレをしたということで、ファイティングポーズを維持することができます。
自分の心は折れていない、と自分で自分を信じることができます。
やってみると実際は1回以上できる
「1回だけでもよい」として腕立てやスクワットをしてみると、実際は1回以上できることがほとんどです。
完全に予定通りの筋トレメニューをこなせる場合もあります。
ちょっと弱っていてくじけそうなときは、予定通りのメニューに圧倒されて逃げ出したくなっているのです。
「1回だけでもよい」としてハードルを下げて開始すると、思いのほかやれるものです。
もちろん、予定通りのメニューをこなせず半分のメニューで終えることもありますし、本当にスクワット1回だけで終了したこともあります。
それでも、翌日以降の継続効果はありますので、心配ありません。
そこまでできた自分を褒めてあげましょう。
私はたとえ1回でも自分を褒めてあげます。
なんなら、お知らせしてくれれば、1回だけでもできたあなたを私は全力で褒めますよ。
やらないよりは効果がある
たった1回の筋トレでも、やらないよりは効果があるでしょう。
ゼロより1回の方がマシです。
ネット上には筋トレのやり方の解説記事や動画などがたくさんあり、筋トレは追い込まないと意味がない、というものもたくさんありますね。
基本的にはその通りなのでしょうが、たとえ1回でも、やらないよりはマシでしょう。
完全に論理的です。
誰も異論はないでしょう。
まあ、本当に1回だと筋トレとしての効果はほとんど無いでしょうけど。。。
「やらないよりマシ理論」は、上で挙げた「継続できる」という効果と、「実際には1回以上できる」という効果がメインになります。
「やらないよりは効果がある」というのは、「やらないよりマシ理論」が単なる精神論ではないですよ、という論理的根拠を提示するためのオマケです。
・1回でもやれば心は折れない
・やってみると思いのほか1回以上できる
・やらないよりは効果がある
おわりに
いかがですか?
「やらないよりマシ理論」
簡単に試すことができます。
もちろん筋トレ以外にも応用ができます。
スポーツ系は簡単に応用できますね。
1分だけでも練習してみる、とか。
もちろん勉強や読書にも使えます。
1分だけでもいいから勉強してみる。
ブログを書く、にも使えます。
1行だけでも書いてみる。
記事の構想だけでも考えてみる。
これならできますよね。
人は弱いのです。私は特に弱いのです。
強い言葉で自分を鼓舞するのも必要ですが、時には弱さを受け入れることも必要なのです。
強い言葉で自分を鼓舞してどこまで行けましたか?
私は変にプライドが高いし、「自分はやればできる」、「本気を出せばできる」、「まだ本気を出していないだけ」の中2精神で、高いハードルを設定して、挫折して、自分を責めて、、、そしてまた新しい高いハードルを設定して、、、、を繰り返していたこともあります。
もちろん、それで成長できた部分もあります。
ただ、高いハードルを設定しすぎて挫折してしまうくらいなら、弱さを受け入れ、ハードルを下げて継続させる方が結果的には遠くまで行けると思います。
「やらないよりマシ理論」は、心を折らないための方法論なのです。
最後に、2019年に「最年長」で「初タイトル」を獲得した、苦労人である木村一基王位(将棋棋士)の言葉を紹介します。
負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう。(木村王位:将棋棋士)
くじけそうなとき、負けそうなとき、そんなときでも心だけは折れないようにしていきたいです。
ご拝読、ありがとうございました。
Orange
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